RE DESIGN

RE DESIGN―日常の21世紀
竹尾 (編集), 原 研哉, 日本デザインセンター原デザイン研究所
「日常」をテーマにデザインのし直し(RE DESIGN)をした作品を集めた一冊。トイレットペーパー、切手、はがき、マッチ、ライト、クレヨン(色)、0歳児の絵本、スタンプ、新聞、名刺、シール等、日常に存在するものがBefore、デザイナーの意図、Afterと並べて綴られている。
見ていて感じたのは、デザイナーの意図そのものの斬新さもあることながら、デザインと機能のバランスを、込めた意図に対して絶妙に保っているところだった。斬新なデザインの理由を、デザイナーは全て語ることができている。なぜその対象なのか、なぜその素材なのか、なぜそのかたちなのか、なぜその色なのか。
その理由、デザイナーの意図の裏には自分の主張だけでなく、ユーザーの利用シーンがあり、具体的な経験から得たインスピレーションがある。
ビジネスをデザインする上でも学ぶことは多い。

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