リーダーシップの旅

リーダーシップの旅 見えないものを見る
野田 智義 (著), 金井 壽宏 (著)
素晴らしい本だ。

友達の結婚式二次会


写真出所:http://www.chinzanso.com/campaign/hotaru/index.html
土曜日は午後から仕事のミーティング。そしてその後友達の結婚式の二次会へ。
新郎は勉強会メンバーのひとり。ホワンとした雰囲気で勉強会の中で喧々諤々のディスカッションになった時にもふっと雰囲気を和らげてくれる。目の前の仕事で結果を出しつつ自分の将来・意義について考えることを忘れない大切な友達だ。
物事にはたいていプラスの解釈とマイナスの解釈がある。
ホワンとしていることは平和だし、チームの雰囲気をよくしてくれる。バランスを保ってくれる。一方でパートナーとのこれまでの付き合いの中では時折もっと意志をはっきりしてほしい、と思わせる場面も何度かあったようだ(何度か話には聞いていたが)。
そんな彼の二次会でのサプライズ。
それは彼女への手作りのブーケのプレゼントと、これから先二人で生きていくことに対しての”はっきりとした”意思表明だった。
二人へのサプライズとして、両親や二人にゆかりのある人ない人(!?)からのおめでとうビデオメッセージ。その後、終わったはずのビデオレターはまわり続ける。
スーツ姿で街中をはしる新郎の後姿を追いかけるシーンが流れる。
涙と笑顔と拍手に溢れていた会場が再び静まる。
新郎が入っていった先はフラワーアートのお店。
フラワーアートの先生とのとぼけた掛け合い、途中でいとも簡単に投げ出そうとする新郎。
新郎らしい演出が会場の笑いを誘う。
そうこうしている間に小さいブーケを後ろに抱えて、手紙をもってマイクの前に立つ新郎にライトが集まる。
会場の視線もいっせいに集まる。
手紙を持つ手の震えを押さえて、ゆっくりとはっきりと新郎が手紙を読む。
これまでホワンとしていた新郎からの”はっきり”とした新婦への、そして二人の将来への意志が表明される。
会場のあちらこちら、そして新婦の目から涙が流れる。
読み終えた手紙と手作りのブーケを新婦へプレゼント。
会場は割れんばかりの拍手。
そして司会の幹事から、ここにいたるまでのストーリーが少し語られて、小さい掛け声が始まる。
新郎が何度抑えても、とまるどころかいっそう強くなるその掛け声。
その掛け声におされて、
ふたりは笑顔いっぱいで、シャッターを切る時間をしっかりととれるだけの、
キスをした。
とてもいい二次会だった。
末永く幸せでいてほしいと思う。

言葉を支えているもの

今日は23時過ぎにミーティングを終え、軽く食事を取って先ほどホテルに戻る。相手は最近一緒にプロジェクトに入っているコンサルタントの人。もともとしゃべる人だし、それにつられてついつい自分も口数が増える。食事をしながら話し続けるため、(飲んでいるわけでもないのに)気がつけば2時間近くも経っている。
相変わらず魅力的なのだが、行動を共にしていて感じるのはその人の言葉が全てその人自らの経験、その結果、そこからの学びに支えられているということだ。
知っただけではない、自ら検証し、体で理解した内容が言葉になっているのだ。
人から伝え聞いた話をそのまま流しているわけではない。学んで知っただけの話ではない。自分の想像の世界に描かれただけの理想と現実のGAPの話ではない。
すべてがその時点までに、経験に活かされていて、その結果から学び、磨いた内容なのだ。
言葉の裏にはその人の人生の哲学であり、意志でありが詰まっている。それらに支えられた言葉なのだ。
このような会話から学ぶことは無数にある。
言葉以上に雄弁に、彼という存在が自分に多くを語りかけてくれる気がするのだ。
純粋に面白いというのもあるのだが(^^)今日読んだ本の言葉を1つ思い出した。

仕事の効率が悪い方が、そこで働く人間達は豊かな人間関係を持つことが出来る

話の中にはバカな話もたぶんに含まれている。でもそうする時間が仕事だけではない、人としてのつながりを強くし、苦労さえも共にする楽しさや信頼関係を生み出す気がしている。
本当に人に恵まれていると思う。
#ホテルにチェックインしてみるとなぜかツインだった。。。1つ広いベッドがあってくれたほうが嬉しいのだが。明日のミーティングの資料を軽くつくって早めに眠りたい。

働く理由

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。
戸田 智弘 (著)
この本は面白いと友達のコンサルタントが教えてくれたのをきっかけに手にした一冊。著者が様々なジャンルの著名人の言葉に解釈を加えてまとめている。文字が少なくて表現も平易なので読みやすい。1時間程度で読める。
働く理由というのは個々人それぞれが持っているものであり、その内容を答える本ではない。ただ、それぞれがどのような理由付けで動いているのか、何をするべきか迷った時にどのようにして道を見つけたのか/切り開いたのか、というようなところに触れられている。
自分も過去に何度か働く理由・意義というものについて考え、方向転換をする新たなコミュニティに入る等行動を変えてきた。最近もまた考えることがある。
人の生き方・言葉というのもとても素晴らしいものであり刺激的だが、自分の生き方・言葉もしっかりと見て・耳を傾けて前に進んでいきたいと思う。

「好き」の対象をただ見ているだけでは駄目だ。その対象についてじっと考えているだけでは駄目だ。いずれも「好き」の対象は自分と離れたところにある。「好き」の対象に近づき、それをしっかりとつかみ、そして組んずほぐれつの格闘を試みる。こうしたことを長い間続けていくうちに芽生えてくるもの、それが「本当に好き」の正体ではなかろうか。

生きるとは選択することだ。選択しないことは、実は自分の人生を生きていないということ。

「偶然の出来事」を「プランド・ハプンスタンス」に変えるには、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心の5つが必要である。

「ここではないどこかで、いつか始まるであろう物語」を夢見るのではなく、「今、ここで、一刻一秒、生身の自分がいきている物語」に目を向けよう。

幸福になる秘訣は、快楽を得ようとひたすら努力することではなく、努力そのもののうちに快楽を見出すことである。

幸福は求めない方がいい。求めない眼に、求めない心に、求めない体に、求めない日々に、人間の幸福はあるようだ。

「才能は自分の中になく、社会の中にある」
「才能は自分の中になく、他者の中にある」

仕事の効率が悪い方が、そこで働く人間達は豊かな人間関係を持つことが出来る