遅ればせながらLIFENET

気がつけば1週間とちょっとが経つ。5月18日に「ライフネット生命保険」という1つの企業が世に生まれた。物理的な店舗を持たずウェブサイト上の店舗で商品を扱うという、同業界にこれまでなかったかたちでの参入となる。
2004年の終わりごろだったろうか。偶然”ハーバード留学記”という1つのブログを見つけた(後に書籍としててまとめられている)(当ブログでのエントリー)。その文章の読みやすさ、内容の面白さに惹かれて気がつけばよくチェックするようになっていた。当時はまだ今の職に就いていなかった頃だったと思うので、MBAや経営戦略コンサルティングやファイナンスといったものに興味を持っていたことも惹かれたきっかけとしてあるだろう。
そのブログを書いていたのが岩瀬大輔さんだった。(今もブログを書かれている
HBSを卒業し、企業準備のための会社をまずつくり、そしてここにいたるまでの間に何度かお会いしたことがあるのだが、人懐っこい雰囲気を持ちながら頭もキレる。面白い人だと僕は感じた。
こうして時間が流れ、人が自分にしかできないと感じる何かに気づき、それをかたちに変えていくことに対してコミットメントを持つ。そして前に進み続けていく。自分が出るべき旅を見つけその使命に真っ向から対峙するその姿を見ると心から応援したくなる。
彼のブログの中で何度か書かれていた課題認識や彼に見えていた世界がライフネット生命の目指す方向と重なっている。ウェブサイトの隅々にいたるまでその方向に合致した内容で埋め尽くされている。
1つ1つのコンテンツがこの会社の意志を体現している。
そして、彼がこうして旅に出るまでの数年。その数年は誰にとっても同じ数年だ。

やはり必要

最近は毎週移動のために飛行機を使っている。いつも迷うのだけど今日になって、やはりちゃんとしたカメラを持っていたいと感じた。
幾重にも重なる荘厳な雲。
雲を纏い日光を浴びる富士山。
夕日を思い切り映す広い海。
夜には一面の夜景。
あわただしい仕事の中でも頭をとめてゆっくりと、大げさかもしれないが、地球の素晴らしさを教えてくれるシーンがそこにはあるのだ。
慣れるものではあると思うが、日常の中でも自分の視点ひとつでそういったことを感じられることは忘れずに心にとどめておきたい。
#窓ガラスの汚れが少し気になるが。

リーダーシップの旅

リーダーシップの旅 見えないものを見る
野田 智義 (著), 金井 壽宏 (著)
素晴らしい本だ。