ファシリテーション・グラフィック

ファシリテーション・グラフィック。普段の仕事の中で、目的に対して会議毎の目的とゴールを設定してその達成に向けて会議を進めていくことはとても大事。それを円滑に・効果的にやっていくためにファシリテーションスキルに注目していくつか本を読んできた。その中の一冊。
とても良い本だと思う。
それはすぐに実践できる具体的なTips(主にアナログでの意見の広げ方・まとめ方・絞り方)が整理されているから。
会議からのアウトプットの質は、そこに集まっている人の知識・能力に依存する部分もあるがそれよりももっているものをいかにアウトプットに結び付けて使いこなすことができるか、各人の問題意識・参加意識を高めるかに依存すると思う。自分の中で確からしい結論を持っていて一歩引いて会議を見ている、部分的に口を出してあとは他人事のように聞いている、では集まっている意味がない。その結論をよりよいものに磨くこともできなければその結論に従って行動を起こす合意形成もなされない。その場の会議の質を高めることもできない(その結論をオープンにすれば飛躍的に高めることができるかもしれないのに)。
せっかくそれぞれのそれぞれにしかない強みを持った人間が集まる会議なのだから、やるからにはその価値は常に最大のものにしていきたいと思う。もちろんなんでもかんでも結論をその場で出せばいいというものではない、あくまで目指すべきところと現実の状況を感じとって、現実的な議論を設計していきたい。

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