【超】WORK HACKS!

【超】WORK HACKS!
自分の基本を改めて見つめなおすべく前に、”世界一やさしい問題解決の授業”を読んだ。それに引き続き自分の”仕事力”を見つめなおすべく、また具体的な行動につながるところですぐに改善できるところに手をつけていきたくて読んだ一冊。
具体的に行動に移せるレベルまでブレイクダウンしたノウハウを”Hacks”として紹介している。レベルを3つに分けて白帯・茶帯・黒帯として書いている。

白帯=駆け出し~一人前メンバー
茶帯=プロジェクトリーダー~マネージャ
黒帯=ディレクター~パートナー

といったところだろうか。このレベル、各レベルにおいて紹介されているHacksを自分がどこまで自分のものにできているかを考えてみると面白い。また帯を締めかえる時点におけるジレンマも紹介されていたりして、それが今の自分や、普段ともにプロジェクトに入っているメンバーにいくつか当てはまっていたりして面白かった。
引っかかる点が無く、するすると納得しながら読めた。すぐに実践できるような、ある意味で小手先に近い本を読むとだいたいその著者が言わんとすることのコンテクストだったり言っているノウハウそのものについて違和感を覚えることが少なくなかったりするのだけど、この本は全体にすぐに実践できることが書いてありつつも安っぽさを感じさせないものだった。
なんだろう。書かれていることはどれも当たり前の内容だったりするのだけど、一つ一つのHacksの重要性を語る視点が単に効率・効果を高めるという観点からではなく、個々人の成長であり、周りへの貢献という観点から丁寧に語られているからだろうか。個人の効率を高めようとするがゆえの他人へ与えてしまう”窮屈さ”や”冷たさ”といったところにも触れられており、それらをマネージするためにどうすればよいかというような観点で帯の色が濃くなっていってるからだろうか。
すぐに手をつけられるし、納得感の高い一冊。

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