オーバーアチーブ

オーバーアチーブ
マネージャと今後のキャリアや自分の強み/弱みについて話しているときに教えてもらった一冊。ハイ・パフォーマーという存在がどのような要素からできあがっているか、その要素を鍛えるためにどういったことを日々考え、行動していけばよいのかが具体的に書かれている。
ハイ・パフォーマーとは、

●組織の中で働きながら、組織に埋没せず、仕事の質とスピードを追求し、期待に応え、

●さらには期待を超える結果を出すことにこだわり、

●その一方で、チームを牽引し、チームの全体の組織力を高める高能力人材

ハイ・パフォーマーは気概、着眼・解の導出力、チームへの影響力の3つの要件を満たす

気概: 困難があってもやり遂げる意思、期待に応えることさらにはそれを超える結果を出すことへのこだわり、強い向上心など、心構えは行動の基軸となるもの

着眼・解の導出力: 問題を定義し、解決策を導き出す力。パフォーマンスの良し悪しは、依頼内容などの案件に対して、いかに速く優れた解を導き出せるかにかかっている

チームへの影響力: 一人がいくら立派な解を導出しても、それがチームに伝わり、遂行されて結果が出なければ意味がない。周囲の賛同を得られる人間的魅力も必要

一般的にハイ・パフォーマーをみると8つの共通点が存在する

<仕事に取り組む姿勢>

1. 能力を発揮する場を望んでいる

2. 「自分の仕事」という意識が強く、責任感が強い

<業務遂行能力>

3. 理解力を高める工夫がある

4. 優先順位の判断が的確

5. 時間管理能力がある

6. 資料の体裁が整っていて、表現力が豊か

<組織との関係>

7. コミュニケーション能力に優れている

8. 組織の中にいながら、個性を埋没させない

タフな状況になると、期待に応えることに集中しがちだけど(大事だが)、そんなときでも期待を超えるにはどうしたらいいんだろう?何ができるだろう?っていうことに思いをはせる余裕は持っていたいと思うこの頃。そこまでイメージを持って仕事に望めたほうが面白いし、結果としてタフな状況も乗り超えていけるような気がする。