以前気になりつつ、過去に読んだ本と似ている部分があったりして読んでいなかったこの本をついに読んだ。Amazonで買うには微妙な値段だったのでほしかったCDも併せて購入した。
読み始めてみるとすぐに終わりに辿り着いた。どれくらいだろう30分かからないくらいだろうか。この本を読んだ影響で美化されているかもしれないが、自分の過去(一人暮らしをはじめたときの事、両親とぶつかったときの事、ここ最近あったこと等)が重ねられ、ストーリーをなぞりながら自分の中では自分のストーリー、その時々の事実の解釈、そこから気づけたこと・学べたことを思い浮かべていた。
僕は”鏡の法則”が事実として正しいとは思わないけど、生きていくうえでその法則を用いることは良いことだと思う。
自分の人生の出来事の中には自分の心の持ちようや行動だけではどうにもならないこともある。
ゆるしたってなんだって他人に自分が願う行動をとってほしい/結論に至ってほしいと思ってしまうことはあるだろうし、その自分を認識して受容して、そう思う根本にある自分の欲求を特定して…とキレイに動けるときばかりではないだろうし。
でも、そのときに大切なのは”自分の気持ち・行動は自由にできる”ということ。そしてその自由な気持ち・行動の結果への責任は自分が負うのだということ。
鏡かどうかはさておき、自分の人生の出来事に対して、自分が自由にできるのは自分の気持ちであり自分の行動でありなのだと思う。それは、自分の中で出来事の解釈を変える、もしくはその出来事に対する自分の行動を変えるの2つなのだと思う。この考え方をちゃんと掴んでいれば、他人に依存・期待して、結果として裏切られてしまうことは少なくなる。もしくは思い通り行かなくてもそれを責めることはなくなる。だって自分が自由に選択したことなのだから。
そして、そうやって1つ1つの出来事を乗り越えていくことが、自分を自分らしく成長させる(素晴らしい)機会になっているということ。
鏡かどうかはさておき、そうやって自分が自由であるということを忘れず、行動し、その結果に責任をとっていくと、その過程で、結果として自分らしさが出来上がり成長することができるのだと思う。
”必然の法則”というのがある(この本の中で書かれている)。
人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起こる。
自分に解決できない問題は起こらない。
これも”鏡の法則”同様、これ自体が正しいかはさておき、このスタンスで人生に臨むことは素晴らしいことだと思う。
前のエントリーで親と自分が似ているということを書いたのだけど、その内容が上に書いたような考え方だったことをふと嬉しく感じる。