レバレッジ・シンキング

レバレッジ・シンキング。タイトルのとおりで、労力・時間・知識・人脈という4つの個人資産にレバレッジをかけようという考え方を訴えている書籍。
最近仕事であったりプライベートであったりで色々と頭をもたげることがあり、受身になっている・どうも出来事に流されている感があった自分を整理するいいきっかけに出来る本になると思う。
自分の解釈を整理すると、まず大切なのは”ゴールを明確にすること”だ。
ただ、突然大きなゴールが何か?なんて人間わかるものではないと思う。そういう場合は、日々の自分の行動を意図することが大切になる。日々の自分の行動の目的を意識することだ。
でも、自分の行動の全てに理由を求めるのは窮屈だ(僕は根が適当なのでそこまで意図的には生きられない気がしている)。そんなときは自分の行動から学び、次の行動へのインプットにしようとすることが大切になる。
そのゴールに対して進む過程で、もしくはゴールを見つけるために動く過程で、4つの個人の資産についてレバレッジを意識すると良い。
・労力
・時間
・知識
・人脈
・労力:
タスクの中で標準化できてしまうものは仕組みとしてつくってしまって、2回目以降かかる労力を小さくする。習慣として自分の生活に組み込んでしまって、やる/やらない等考えたり迷ったりする時間をなくし、継続し易くする。目的を達成するために必要な、大切な要素だけにフォーカスし、余計な労力をそぎ落とす。。
・時間:
ゴールから逆算してスケジュールを立てる。時間割をつくってしまい時間をルーチン化する/タスクには制限時間を設ける。自己投資のための時間は天引きする。時間の固定費を削る。同じ時間にやることを増やす(ex. 電車で読書、お風呂でリスニング)。
・知識:
前例に学ぶ(何でも0から自分で考えようとせず、使えるものは使う。その過程でプラスアルファの価値を加えていく)(既に体系付けられている知識。セミナーや通信教育等からの知識。体系だっていない知識(普段のコミュニケーション等))。
ここでも全体に大事になるのはゴールを明確にしていること。ゴールが具体的になっていればいるほどアンテナの感度が上がり、必要な情報やそれを得る機会に気づき易くなる・活用し易くなる。
・人脈:
大切なのは自分が相手に必要としてもらえる貢献ができること(些細なことであっても)。そう考えると相手のことを知りたくなる(何を必要としているのか)、それに対して自分が何が出来るか、自分を知りたくなる。そうやって相手に貢献できるものがあればそれを提供し、その関係を継続する。そうやって貢献にフォーカスして人脈を広げていく。その過程では自分を理解してもらいやすくするためであり、自分が何者なのかをしるためでありから自分のブランディングが大事になる。
自分のブランディングというと仰々しいが、大切なのは自分がどういう人間なのか、その人となりを自分で理解し、人に理解してもらえる状態になっていることだと理解している。当たり前のことだけど全てが文字や言葉で伝えられるものではなく、まさに自分のかもす雰囲気であり、行動であり、普段の些細な考え方の基準でありからにじみえるものであると考えている。
こうして整理してみると普段意識せずにできていることもいくつかある。そういう部分はもっと伸ばしながら、できていないところをまずは小さく変えていきたいと思う。