スイッチングコスト

今日は久しぶりに違うProjectに参画している先輩PMとゆっくり話をする時間があった(といっても30分程度)。お互いのProjectの状況を共有しながら、Project Managementのなかで得た気づきをお互い話し合う。Sessionの進め方、ステークホルダーのManagementの仕方、MemberとのCommunicationのとり方、また上の関与のさせ方等々。
その中でお互いに共感した、且つ解決したい話として出てきたのが、頭のスイッチングコストの下げ方。
特に小規模のProjectをManagementしている場合、PMといえどもManagement業務以外にもなんらかの成果を具体的につくりだす業務も手がける。Projectのリスク、コスト、スケジュール、ワークの品質、ステークホルダーのマネジメント、メンバーのマネジメント、社内アドミ業務等々に関する、即ちManagementの課題と、Projectのなかで実際に自分が担当している業務における課題、その解決のための具体的なタスクと。
そのときに、往々にしてどちらの業務に対してもパフォーマンスが下がってしまう状況が発生する。頭のスイッチング自体に時間を要してしまって、結局どちらの効率も下げてしまうという状況が発生するのだ。
どう解決しようかと考えてみたのだけど、結論としては”効果的な経験を積む”というところへ行き着く。
頭では分かる。まず考えるべきは2つ。
1. 自分が頭を使うべき内容か(他を使うべきことで自分を使うのは合理的でない)
2. 今頭を使うべき内容か(今頭を使っても意味がないなら使わない)
1の結果Noならしかるべき人に投げて自分の頭から追い出す。
2の結果Noなら頭を使うべきとなる基準を大まかにでも決めてしまって、それがみえるまで自分の頭から追い出す。
で、自分が頭を使うべき内容 且つ 今頭を使うべき内容を洗い出したら、次は優先順位を決める。
優先順位は2つの観点から決める。
1. Clientに対してvalueの大きい内容なのか(CriticalなOutputか、もしくはそれにインパクトの大きい内容なのか)
2. Projectのスケジュール、コスト等に大してインパクトの大きい内容なのか。
Valueに対してCritical且つ、Projectのスケジュール、コスト等に対してCriticalなものから順に手を付けていけば良い(解決に必要な時間も加味して考えるけど)。
って思っても実際その状況が発生したときのプレッシャーの中ではなかなか自然に上記のようにはすぐには振舞えない事が多い。上記を意識して経験を積み重ねることが必要。
そ(んな中で気兼ねなく本音で語り合える、率直にフィードバックしあえる人がいるというのは嬉しいこと。わけのわからん上がいるより、こういう仲間がいたほうがよほど走りやすい。)