理由があるから/目的があるから

今週途中からある提案活動に参画。フェーズがフェーズだけに、リーダーを支えるためにただひたすらに残Taskをこなす。木-金に関しては無睡眠。今日の昼で区切りがついたので、今日は仕事を早めにまとめて切り上げた。
最近意識していることで、この提案活動の中でも改めて意識したのが、理由と目的について。
過去につくられた事実を理由として未来をつくるのではなく、未来に達成したい目的があるからそのために今があり、結果過去を重ねていくのだということ。7つの習慣でいうと、目的を持って主体的に生きることであり、そのために刺激と反応の間にある、反応を選択する踊り場で目的を意識して選択するということ。
提案活動の中で、過去の経緯は理解していないのだが、リーダーから見てパフォーマンスの悪い方がいた。その方に対してリーダーは遂次Taskの進捗をチェックし、パフォーマンスが悪い理由を聞き、どうするべきかを説明し、指示を出していた。フェーズがフェーズだけに、語気も非常に強く、選択される言葉自体もインパクトの強い言葉になっている。
この場合考えるのは、メンバーのパフォーマンスが(自分の期待に対して)悪いという刺激を受けたときに、その反応(強い語気、インパクトの強い言葉による相手の行動の理由の確認と指示)がなんのために選択されたか、ということだ。
で、自分の考えを書くと、ここで必要なのは、刺激に対してその刺激がありそれでは目的が達成できないからという理由で行動を選択するのではなく、(自分の期待に対して)相手のパフォーマンスを高めるためにはどうすればよいのか、目的をインプットにして刺激に対する行動を選択することだ。
たとえば仮説として、メンバーが自分が任されたTaskの重要性を大いに認識し、それを自分がやることに強いプレッシャーを感じており、その中で作業をしているので過剰に慎重になって作業が遅れていたとする。
そのときに、強い語気で遅れの理由を確認し、やるべき仕事を指示することが本来の目的である(自分の期待に対して)相手のパフォーマンスを高めることに対して適切な手段なのか、ということだ。
そうすることよりも全体のTaskの中で任せているものがどの程度の規模・重要性なのかを伝え、納得するよう相手とディスカッションし、相手の頭を整理してあげたほうが良いのではないか等。
極限状態の中でそれをすることがどれだけ難しいか、経験したことは無くとも難しさは想像できるつもりでいる。その状態であれば相手のパフォーマンスを責め、伝えたいことを伝えて自分の頭を整理してじぶんの作業効率を上げた方が、そもそもの提案そしてWinという目的に照らしたときに効果的なアプローチなのかもしれない。スポットで参画したので詳しくはわからないが、今後の自分を考えたときに学ぶことは非常に多かった。
プライベートのコミュニケーションにしてもそうだし、自身のCareer等にしてもそう。過去の刺激だけをインプットにして反応してしまうのではなく、そもそも目的は何なのか、それを一番のインプットにして反応を選択する。
事業を行っているときに、過去成功した、これだけ伸びた、という理由から反応を選択してはならないし、その逆も然り。その事業を行う目的や意義はなんであるのか。それにしたがって刺激に反応していかなくてはならない。
企業・事業を考えたときに、無数の外部や内部に生じる刺激を整理し、そもそもの目的を特定し、それに照らした反応ができるようにClientを支える。
まさにConsultantのMissionであると思うし、自分はそれができる存在でありたい。どのような状態に置かれたとしても。

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