自己完結のValue

これまで、Clientに対してのValueを考えたときに、”自分の”Valueを考えたことがあっただろうか。それは、TeamとしてのValueの一部をつくっている、ということではない。Valueを生み出すための何かしらのTaskを遂行している、ということではない。
Clientを目の前にして、
これが自分が、お客様のためにつくりだした、お客様の投資に応えうる、そしてそれを超えうると考えているValueです。
と、Valueを自分で完結させてClientにDeliverしたことがあっただろうか。ということだ。
答えはNoだと思っている。
Projectの中でいくつかのTaskをこなし、Valueの一部に貢献し、ProjectとしてのValueというものは生み出せていたのだと思う。
じゃあ、その中で自分はCriticalな存在だった?
自分がいなくなったときにそのValueを生み出すTeamが全く機能しなくなるような責任を背負ってやってこれていた?
自分にしかできないことを継続してやり続けてきた?
Yesとは言えない。
自分は変わらなくてはならない。変わりたい。
久しぶりの感覚だと思う。感情の種類はさておき、その振幅を見たときにこれほど大きくふれた経験は社会人になっておそらく無い。自分を嘆く時間も、後悔する時間も、躊躇する時間も要らない。
恥だと思うのだけど正直に書く。
戦略コンサルタントになりたいと思っていた。
それが今回のProjectに望むに当たって戦略コンサルタントになるんだと思っている。
そしてその過程で、いまさらながらこう思っている。
自分はClientからみたら戦略コンサルタントなのだ。
と。
矛盾するようだけど、自分が戦略コンサルタントなのかどうか、さらに言えばコンサルタントなのかどうか。それは自分が決めることではない。Clientが決めることであり、自分の出したValueの結果が決めるものだ。
そして逆に言えば、自分の頭に戦略コンサルの冠がつこうが、そう呼ばれる組織にいようが、Clientにそう判断されなければそれは戦略コンサルではない。もしくはコンサルではない。
きわめてSimpleなことだ。
戦略コンサルになるためにやるべきこと。
それはMBA留学でもなく、転職でもなく、それこそ種々の書籍をあさって自身の見識の広さ深さを磨くことでもない。
自分がClientに対して届ける価値が、Clientにとって戦略コンサルだと認識されるに見合ったものであること。
ただその1つを継続して実現するのみだ。
そう考えると、戦略コンサルになりたい、なんて考える必要は無くなって来る。なればいいし、ならなくてはならない。そうあらねばならない。
手段の目的化は終わり(^^)もうやるだけ。
今になってようやく気付き、Commitし続ける心構えができた。

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