身の程をわきまえる

昨日(8/20)はSTR Day4。
Day4での最大の気づきは”身の程をわきまえろ”ということ。企業の身の丈にあった戦略を描き、アクションを選択せよと。
最近感じるのだが、論理的思考と戦略的思考は違うものであると思う(個々人の定義次第)。どのように違うか、大きく言うと、論理的思考は”静的思考”であり、戦略的思考は”動的思考”である。
あ、そして今気付いたがそれはどこを考えるかによる、というだけなのかもしれない(曖昧な語尾(^^;))。
なぜなら、論理的思考をクリシンで磨いたと感がえているのだが、クリシンではどちらかというと過去の整理が中心であった。メッセージを抽出する、IssueにMECEにこたえる等ケースにかかれている過去の整理の仕方としてのテクニックというところに比重が大きく置かれていたような気がしている。
それに対して、今の経営戦略では、”継続性”であり、今回の”身の程”であり、今後継続的に勝ち続けるためには、存続し利益を上げていくためにはどうすればよいのか?という過去の整理ではない、未来を描く思考がメインになっている。シナリオプランニングとまではいかずとも、競合の出方、自分があるアクションをとったときに及ぼす市場であり競合でありへの影響、それによる自社への影響も考えた上で出方を考えよと(ゲーム理論)。
講師の印象的な言葉が2つある(といいつつうろ覚え(^^;))。
「このケースをやると、受講生から”この結論は好きではない”という言葉をちらほら聞く。ただ、好きか嫌いかなんていうのは関係ない。必要なのはこの会社に合った戦略である。弱者には弱者の戦略が必要なのだ。」
「企業の文化、子会社の成長。確かに考える必要がある要素ではある。しかし、グループ全体の存続・成長を考えたときに優先順位が高いのはどちらか?子会社を成長させるための戦略をとってグループ全体を存続の危機に立たせることが正しいのか?」
もっと言うと、結局のところ講師が言いたかったのは”お前らこの会社潰す気か?”というところじゃないかと僕は受け止めている。経営戦略の理論であり、クリシンでありを身につけるのは良いけど、そんなものどれだけきれいに使っても、会社の身の丈にあってなかったらその会社を潰すだけだと。現実をちゃんと受け止めて戦略を練れと。pros / consをのそれぞれの要素の重みをもっと現実的に考えろと。
これまでの流れを考えるとなるほど、ケースの選び方、その順番も考えられているのだな、と感じる。
そしてその順番どおりに考え、穴に落ち、そこから気づきを得て、悔しがって成長意欲を大きくして次に向かう。そんなサイクルにしっかりはまってしまっている自分を情けなく思う。
おまえの職業なんなんだ…?
で、今後どんなキャリアパス考えてるんだ…?
でと。悔しがるだけで成長できるならどれだけでも悔しがるのだけどそんなわけはなく。結局のところはやるしかないのです(^^)悔しさはそのエネルギーにしてしまって、後は楽しくやっていこうっと(^^)!!!素晴らしい仲間にも恵まれ、恵まれた環境の中にいるのだし。